日刊スポーツの記事から(無断)引用:
デリヘル嬢をやろうと思ったきっかけは「この年で男にもてなくなった」こ
とで、最近は「1年以上セックスしてなくて、今さら私にお金を出してくれ
る人がいるのかな、って。今の価値を知りたかった」そうだ。

…いやぁ、ねぇさんかっこいいよ!(←お前にねぇさん呼ばわりされたくない。)
自分の落とし前は自分でつける姿勢、ずっと人として憧れてた。
常に体を張って生きる姿、惚れる。

私のガチンコ風俗嬢時代は「若さ」が価値だった。
中身の空虚さに目を向けさせられるのが怖くて、
器の「若さ」だけを見て他人が価値を見出してくれる世界に
どっぷり依存していた。

「今の価値を知りたい」という思い、すごく有った。
金銭に変換してもらうのは最もわかりやすく、
最も手っ取り早く安心できる。
この価値観は美しくないかもしれないけれど、
何よりも現実的だし、間違ってはいないと私は思う。

今、私は逃げている。
フリーパスである「若さ」を失くしてしまったから。
風俗復帰にぐずぐずしている理由として
「性病の引きの強さが厄介」だとか「体力が続かない」だとか
いろいろ理由を付けているけれど、
実際のところ、
「女」を商品化するにあたっての価値が無いことを知っているから、
それを証明されてしまうのが怖いから、
踏み出せないのだ。
性的に魅力的な肉体も無い。技能も無い。
何より「男」への愛が無い。

私は「女」を降りたい。
もう引退したい。
ずっと「女」であることを呪い続けながら
「女」を利用せずにいられない己の弱さゆえの矛盾が苦しい。

早く「人間」になりたいんだ。

「人間」になるために
まだまだ「女」としてのカルマを落とし足りていない、
などと都合良く言い訳付けて「女」を利用し続けるのなら、
嫌でも「女」なんだから使えるものは使っとけ、
とか無駄に開き直ってる暇が有るなら、
中村うさぎさんのシンプルな潔さを見習って
ぐだぐだ自分に言い訳せずにとっとと風俗復帰しろや、我。

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