自己評価が低いくせに、
プライドは高い。ものすごく。

取り替えの利く存在にはなりたくない。
それになるぐらいなら何者にもなりたくない。
人間関係でも、できることなら生業でも。

私が恋愛を否定するのもこの思いから来ている。
どうせいずれ取り替えられてしまう相手に
自分をゆだね二人だけの閉じた関係に属する、
その意義がわからない。

私が表現をする人…
プロアマ問わず音楽、芸術、文芸などに自分の意志で携わる人に
無条件に憧れ、嫉妬するのも、この思いによるもの。
その人以外の誰かが同じことをしようとしても、
決して同じものにはなりえない。

取り替えの利く存在にはなりたくない。
そのために私は、取り替えの利かない自分を選ぶのか、
何者にもならない自分を選ぶのか。

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