最近今までになく実家への逃避が増えている。
でも特別な理由がない限り、3日より長くは逗留しない。
私の「鬱病回復途上の道楽バカ娘」の猿芝居はそれが限界。
長くいてしまうと、心が甘えてしまう。弱音を吐いてしまう。
ただでさえ人並みどころでなくかけている心配を、
さらに増やしてしまう。
そんなこと、できない。

(…でも、それもただのキレイゴトかもしれない。
心を開いて本音で接する誠実さを持てないだけ、なのかもとも…。)

病気をカミングアウトして以降、肉親からの愛を
より強く感じられるようになった。
今この世でただひとつ、それだけは信じられる。
対外的にいない者・触れてはいけない存在とされているなんてことは、
彼らの正当防衛だ。

それなのに、与えてくれる愛を受け取ることが、怖い。
そもそも私にはそれを受ける資格なんて、ない。
彼らの期待を残酷に裏切ったし、
陰では人倫に外れたことや
人様に迷惑をかけること・人様を傷付けることも、
たくさんしている。
それらをなかったことにしてのうのうと愛されておくなんて、
許されないこと。

せっかく入れてくれた大学も4年より長く在籍しておきながらやめ、
この歳になってまだ尚ふらふら遊んでばかり。
(私は滞在3日目に戻る理由として
「友達と遊ぶ約束があるから」という嘘をしょっちゅう使う。
→したがって、私には友達がたくさんいると思われている。
ここのところは、昔から友達ができないことを心配していた両親を
少し安心させるための方便だ、と正当化してみようと試みる。
→嗚呼自己嫌悪。)
定職に就くことはおろか、バイトすらろくにしない。
(言えない仕事はたくさんしているけれども。)
将来についての展望すら口にしない。
(私がやりたいことのためには重い経済的負担が生じるために言い出せない、
この際自分が諦められるまで引き延ばせないかななんて甘い考え。)

なのに何故、そんなに優しく愛を差し出してくれる?
こんなにも私はどうしようもないのに。

「育ち」は悪いけれども、「育て」は何もどこも悪くない。
私の素行不良に親の責任を持ち出されることだけは、
許さない。絶対に。

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