「言葉にする」って、大切なことなんですね。

私は決して口数の少ない人ではないのですが、
こと肝心なこと・本来言うべきことを口に出さないのです。
それは大抵、自分の正直な本心だったりするのですが
「これを口にしたら相手は嫌な思いをするかもしれない」
「私が我慢しさえすれば少なくともひとつは波風立たずに事が進む」
という事なかれ主義により、黙ってしまうのです。

言葉にしないことで相手が嫌な思いをしたりすることも、
私が我慢したことで別のもっと悪い波風が立ちえることも、
わかっているのです。
わかってはいるのですが、自分の意思というものを主張するなんて
おこがましくて出来ませんでした。
自分の言葉がどんな小さなことでも何かに影響を与えるなんて
余りに身の程知らずな行為に思えて怖じ気付いてしまっていました。
そもそも無かったことにすればいいんだし、と思っていました。

それらも結局、自己保身のための欺瞞です。
持つべき責任からの逃避です。

たしかに自分ゴトを語るべきでない場は、存在します。

けれども、あくまでプライベートで人と関わることを選んだ時、
今思っていることをきちんと語る義務が発生しているんだなと。
ずるいんだなと。フェアじゃないんだなと。

やっと、気付けました。気付かせてもらいました。

言わずに相手を不快な思いにさせるより、
言うことで相手を不快にさせたほうがまし。

私がしっかり自分の思いを伝えられるようになるには、
そう割り切れるようにまでなれないといけません。
この考え自体が正しいのかわかりませんが…。
乗り越え難い高い壁ですが…。

無意識のうちから既に逃げていることだけは、止めたいと思います。

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