しりめちゅれちゅ。

私は欠陥人間だ。
どうやら人間としての機能に不備が有るようだ。
精神面にも、行動面にも。
そんな自覚はずっと有る。子供の時から。
人はそう感じるらしい、そう感じるべきであるらしい事に
そう感じられていない。
人は当たり前に出来るらしい、出来るべきであるらしい事が
当たり前に出来ていない。

ここ近年は、顕著に言葉が出て来なくなってきている。
ちょっとした言いたい事を正確に形にして発せるようになるまで、
タイムラグが生じるようになった。
メールやこの日記のような修正が利くモノでは、修正魔と化す。
最近は「溜め」が可能な場（チャットなど）では比較的大丈夫だけれども、
直に相対して話す時は、度々適合していない言葉を発してしまう。
すぐ答えなきゃ（じゃないと変だ）、というような、
ごくありふれた、些細な日常会話の中でこそ、覿面に失語状態。
焦って空回りするのか、空回りして焦るのか。卵が先か鶏が以下略。

言葉なるモノを信じず、粗末に扱ってきた若気の至りへの罰なのか。
私が世界と接するに当たって、言葉を自在に操る機能は淘汰されていくのか。

こんな人間未満の存在にも、棲める水が無かった訳じゃない。
そこは社会的には唾棄されるような世界だったかもしれないけれど、
少なくともこんな欠落を気にせず生きる事は出来た。
今は、そこには戻りたくないけれど、
自由に呼吸が出来る場所が少なくとも一つは在る、というのは、
やはり心の拠り所だ。
一つ在るなら、もう一つぐらいはどこかに在るかもしれない。

嗚呼、開き直りたい。
開き直れるだけの何かを見付けたい。
「自分の物差し」を一秒でも早く早く作りたい。
「世間の物差し」を代用し続ける限り、たぶん私は、
私の骸に近付き続けていく。

まだまだ超甘々激温々。
世界から淘汰される事を恐れているなんて、自認の先送りでしかない無駄なビビリ。

↑病院では、大体こんな調子の事を喋り倒し書き倒しております。
精神科医って大変よねぇ…

（後日談：言葉が出ない、について、
「トシのせい」というご指摘をいただきました。嗚呼。）