日本人、殊に京都府民以外の10代以上の女子の「よーじや」信仰は何なのだろう。

学生時代には、友達からの東京土産と言えば
「THE BODY SHOPのリップバーム」(同店の札幌進出まで)、
京都土産と言えば
「よーじやのあぶらとり紙」、
という決まり事。

どうでも良いけど、あの"和製アナ・スイドーリーヘッド"の如きマーク、
どうよ?
(豆知識:手鏡をモチーフにしたらしい。)

大丸札幌店での「よーじやコレクション特別販売」最終日、ふらりと立ち寄ってみた。
あぶらとり紙は既に御用達が有るし、暇潰しの物見遊山。

京都に行けない人間見本市が賑々しく繰り広げられていた。
大体、化粧筆→化粧品→化粧小物→あぶらとり紙のコーナー順で
群れの平均年齢は下降線を辿っている傾向。

ちょっと気になった、「粧具フェイスパウダー」。
真珠・伽羅・氷・雪という色の名に、色彩フェチはやられたのだよ。
これ、3,675円。
とりあえず容器が無駄にでかい。よく見ると外観安っぽい。
所詮テスター試用だけでは、本当に自分に合うか否かわからない。
もし合わなかったら捨て置くには微妙な金額…は、
苦渋の決断により譲れなくもないけれども。
もし合っちゃったら。
ネット通販では取り扱いが無いので、
リピートするには取り寄せ(or京都まで買い付け)、
その手間と経費を合算すると…譲れぬさ。

それにしても、色の名は、本当に心憎い。
「粧具口紅」(1,890円)…艶紅・深紅・茜・薄紅・支子(くちなし)・
紅絹(もみ)・秋桜・撫子・躑躅(つつじ)・柿渋
「粧具フェイスカラー」(2,100円)…桃染色・桜色・紅梅色・牡丹色・
煉瓦色・唐茶色・胡桃色・雀色・蜜柑色・菜の花色・若竹色・浅葱色・
露草色・藤色・雪白色・墨色
特別高くもないけれども、
技術不足による色味の無い殺風景化粧を貫く身としては活路が無く、
色彩フェチとしてはこれらをコンプリートせねば意味が無いので…買わぬさ。

…色モノはともかく、他の品々はねぇ。
どうせネット通販でも買えるんでしょー?

と人々を斜めに見つつ、
ミニ手鏡金箔貼りと麻製のあぶらとり紙ケース(カードケースとして使用予定)、
ネットで取り扱っていないモノをちゃっかりチェック済、ちゃっかり選択、ちゃっかり購入。
逃走。

http://www.yojiya.co.jp/

コメント